INTERVIEW長門で働く方々の声

INTERVIEW長門を舞台に使って世界に通じる企業になってほしいですね。日本一ではなく一緒に世界一になりましょう。

長門市の取り組み

(企業誘致・まちづくり推進課|河野隆一)

企業誘致、特にIT企業をしっかり誘致して町の元々ある産業と結びつけることによってシナジーによる相乗効果で町を盛り上げていこうという課です。一方でその経済対策という部分でいうと、今埋もれているポテンシャルをさらにブラッシュアップして外向けに打っていこうという2つの事業をやっております。

長門市に実は専門学校も大学もないんです。なので高校卒業と同時に就職される方以外は基本的に進学という形で市外に出られるんです。そうした時に地元に帰ってきたいという思いはありながら自身が働きたい職種がない。いろんなアンケートを見てみるとIT企業、いわゆるホワイトカラーの職種を望んでいらっしゃる方が多くいるということで、まずそういった企業にどんどん来てもらって働ける場としての長門市を若い人たちに選んでもらおうという狙いもあります。

長門市の熱量

我々に何があるかなと思った時に企業の方々に「一緒にやってみようよ」という熱量。ここだけは誰にも負けないと誇りを持ってやっていまして。長門を何とかしてやりたいと立ち上がっている若い人達この人たちが結構大きなパワーを持っているんです。ふるさとを愛する気持ちだとか、そういったところはすごく強くて。きっとそれはこれから長門を進出先として選ばれた皆様にもきっと伝わると思うし、それはいっしょにやっていく上で大きなパワーになるんじゃないのかなと思いますね。

プロジェクト参加の経緯

(プロデューサー|二見志津雄)

自分たちが非常に危険な状態にいるんだという意識を持てるかどうかがすごく重要なんですね。長門市に行くと皆さんがこのままじゃまずいという思いを強く持たれている。民間でさえそうですから、市の職員とくに中心となるまちづくり課のみなさんが非常に危機感が強かった。なんとかしなきゃという熱量を持って動いていた。何をゴールにするかが非常に重要なんですが、これが他の自治体に比べると「この地域を守りたい」という思いが強いと感じます。これは大きいことです。

基本的には人間なので気持ちが動かないと動かないですから。僕に出来ることは気持ちをテクニカルに解決していくアイデアと実行力だと思うので、逆にそれがないと僕らは何もできないです。その部分ではやりようがあるなという感じがしましたね。

長門市の取り組み

(長門市役所観光スポーツ文化部|弘中剛)
観光政策課ですので、観光振興いわゆる観光情報発信や観光客誘致それから施設の維持管理、キャンプ場であるとか海水浴場であるとか。そういったところが主な業務になります。

(経済産業部産業政策課長|仲野亮)
いま力を入れているところは事業承継です。事業の経営者の方が高齢化していって事業承継が難しくなっているので新しく事業を立ててやっています。継続してやっているところは創業支援で新たに若い方が市内で創業される場合にしっかり補助金を付けてフォローをしています。

(長人市役所企画制作課|村上公章)
長門市の各種計画を策定して管理をするまちづくりをする課です。コロナ渦をきっかけに地方に目を向けていただくようになり、長門市においても移住者数は右肩上がりで増えている状況です。相談件数も実際お越しになられる件数も増えています。

(長門市役所農林水産課|角谷隆士)
長門市というのは山が75%、そして海に囲まれています。残りの25%の一部で農業もやっています。農業の中でも米・麦・大豆、それと園芸作物、他に畜産業も盛んに行われています。一次産業全てが長門市においては基本的に充実していると思っています。全ての産業に共通しているのがやはり人手不足です。少しでも事業者の皆さんの所得の向上それと担い手の確保につながる施策をしていきたいなと思っておりまして、この養殖事業を進めていく必要があると思っています。
預かる牛の数が最大21頭という規模のキャトルステーションをアグリながとの方で稼働しております。市内の牛の繁殖農家さんたちに是非活用していただいて頭数をどんどん増やしていきたい。生産量を増やすことによって長門市の畜産業の活性化に資する事業展開をしていきたいと考えています。農業で言えば耕作放棄地を解消する対策として有機農業等を推進していって、耕作放棄地を利活用していく。

(プロデューサー|二見志津雄)
農業に関に関しても担い手が減ってきているので一般社団法人ができてそこが集約化しようとしています。これはいいことなんです。生産効率を上げるしかないので。大規模農業化ができる可能性があるという意味で先駆的にやっていますから。それも大事ですね。
畜産の部分も一番難しいところは社団がやってあげるよと。休みも作ってあげるよっていう個人事業主の保護を先駆的にやっていますから。そういうところってどんどん集約されながら皆さんの困ったを解決しようという具体的な動きが出ています。
水産も陸上養殖も民間がやっていますが海洋資源の問題がいろいろ出てきていますが、今までの獲る漁業からつくる漁業へ変わっていかなきゃいけない。育てる漁業ですね。例えば陸上養殖のフグだと繁忙期に向けて育てるんですね。生産管理ができてニーズがある時にニーズがあるものを出せるというのは大きいです。

長門市の魅力

(長門市役所観光スポーツ文化部|弘中剛)
元乃隅神社がCNNさんに取り上げられたんですけど、自分たちがそこにいると魅力に気づかないんです。青海島の海上アルプスや棚田などの自然と絶景、そして観光地と文化と歴史などいろんなものを組み合わせてしっかり長門をアピールしていきたいと思います。

(プロデューサー|二見志津雄)
もともと土壌としてポテンシャルはあるんです。例えば萩焼の工房が1個寝ている、これは文化遺産です。しかも生きた文化遺産です。使えますから。僕らが見ると面白い、だけど中にいるとどうするんだということがいっぱいあるんですね。だから外から見る目というのは大事です。
ただ医者の不養生ってよく言いますけど、自分のことは自分じゃわからないんですね。やっぱり地域の今の価値を自信を持って言ってほしい。コンテンツオリジネーターとして発信をしていけるようになったら勝ちだと思っています。

(長門市役所農林水産課|角谷隆士)
長門市はポテンシャル高いです。基本的に農業産出額の6割をいま畜産業が担っているんです。深川養鶏協同組合という鶏に特化した協同組合というのも長門市にはありますのでこれは全国でも稀な部分だと思っています。養鶏組合さんもどんどん人を募集していらっしゃいますので、是非いろんな方々が長門に興味を持って来ていただいて定住していただくというのを期待しています。

(プロデューサー|二見志津雄)
養鶏は長門一つの成功モデルだと思うんです。これは長門市産業課の吉村部長が20年以上ブランド化を進めてこられた。行政はブランド化とプロモーション部分を担い、民間は中身をこつこつ作る。両方がうまく回るようになって、焼き鳥フェスがすごいことになっていますよね。あれは一個大きなロールモデルです。当然美味しいですが、鶏はいろいろなところにあります。競争が激しいマーケットの中で行政と民間が二人三脚でやってブランド化されてそれだけの集客があるというところまで来ていますから、これは大きいモデルです。
僕も長門にいくと焼鳥をよく食べます。結局美味しいから。そうなってくると観光資源にもなるんですよね。これは非常にいいモデルになるんじゃないかなと思います。

IT拠点について

(企業誘致・まちづくり推進課|河野隆一)
いま企業誘致と一緒に進めているIT拠点というのが2026年に完成することになっておりまして、キャパ的にいうと20社程度受け入れることが可能になります。橋渡しといいますか、コーディネート業務というのがとても大切だと思っています。行政として誘致して来てもらったからバイバーイという形ではなくてしっかりフォローさせていただきたい。特に地元企業は市役所が一番コネクションがあるのでそういったところとのマッチングは積極的にやっていきたいと思っています。

(プロデューサー|二見志津雄)
IT拠点ができるのを待ってやっても2年後に来てくれますか?というのは社会環境が変わりすぎて気の長い話なんです。特にインターネットの業界でよく言われているドッグイヤーというものがあります。一般のマーケットの7倍のスピードで環境変化があります。2年先は14年先の話なんです。感覚的には。それは無理な話なんですよね。逆にいうとビジュアルマーケティング社の場合には明確に自分たちのビジネスプラン、グランドデザインがあった中でちょうど関西地区に拠点を持ちたいというそもそもの計画がありました。その中で長門がフィットしたということと、おそらく土屋社長が何らかの経営者のひらめきを含めて、マインドを動かすものがあったんですね。こういう企業でないとなかなか逆風が吹く環境の中でやっていけないということがあるので、こういう企業が増えてくれるといいなと誘致側の立場では思います。
ビジュアルマーケティング社の場合はもともとがプリントマネージメントということをやっている。リデザインという会社の100%子会社なので印刷のDXをずっとやっている会社なんです。そういう意味でいうとまさにIT企業、まさにDX企業なんですね。だから逆にいうと僕は土屋社長が長門市をDXしに来たなという感じがしました。

長門市の魅力

(長人市役所企画制作課|村上公章)

この町の規模感という部分で言うと、自分のやりたいことが結構できて、それを形にして自分で見ることができる。この長門市で自分のやったことがかなりダイレクトな影響がある。地域に対して自分が役に立ったとか貢献できたと言うようなことを見ることができるというところは魅力だと思います。大きな歯車の中ではなくて、自分が主役になって活動・活躍ができる規模のまちだと思っています。自分がいきいきと活躍できる地域でもありますし、周りの受け入れについても温かく迎えてくれる方が多くて、一緒に何かできる俎上は確立をしているのではないかと思います。

未来に向けての展望

(プロデューサー|二見志津雄)
外部から手間のかからないやり方をするなら100%アウターブランディングをやった方が楽なんです。行政の仕事は単年度ですから、我々も1年だと考えてしまえば楽です。結果を出すのがその期間だけでいいから。これだと本来のコンテンツ価値としての長門市が残らないんです。価値を上げるためのインナーブランディングなんです。長門市自体が価値を持っていなきゃいけない。長門市に価値があるということに自信を持ってほしい。自信がないと物事を踏み出せないんですよね。いいところがあるんだからいいところについては自信を持って、ここが良いんですと言おう。それは自分の力を持って自分の言葉で言おう。なぜなら今はSNSの時代です。ネットの時代はオリジネーターという自分が情報発信者のネタ作りの元とならないと力を持っていけないというのが僕の持論です。長門市の方々がみんなそうなってほしいんですね。
「うちの町はこんなにいいんだよ」でも、良いことだけじゃなくてこんなところで困っているんだよでもいいんです。そういう自分たちの生の声を自信を持って発信してほしいというのがインナーブランディングの部分の思いですね。
これがあるからアウターブランディングができるということになるので、これを二人三脚でどっちが欠けてもだめで、だから50%50%です。
僕個人で言うと、市の方々とこれだったらこの街をよくできるかもしれないという自信が出てきた。これは大きいですね。コミュニケーションによって、情報によって前提条件が変わればプランニングって変わるんで、そこができるようになったということでひょっとしたらうまくいくかもという感覚が出て来たんです。大きなところですよね。僕はDXをやっていますけど、エクスチェンジできる。トランスフォーメーションができる可能性が見えて来たことは大きいと思います。

(企業誘致・まちづくり推進課|河野隆一)
長門の舞台を使って世界に通じる企業になってほしいですね。「日本のITといえば長門市だよね」と言えるような都市になったらいいなと思っています。市民の笑顔が溢れる町になったらいいなと思います。景色ももっといいところもあるし美味しいものもあるところはあると思うんですが、日本一ではなくて世界一の町、そして世界一の企業になれるように一緒に努力していきたい。一緒に世界一になりましょう。