INTERVIEW長門で働く方々の声

INTERVIEW社長がよく言う言葉が「やってみる」という言葉です。それは会社の文化でもあり、社員一人ひとりに根付いているものだと思っています。みんなが成長していけるように社員とその家族が豊かになっていくことが一番の地域貢献だと思っています。

お話を聞いた人

安藤建設株式会社

会社紹介

当社、安藤建設は昭和2年の創業で今年(2024年)で97年目です。3年後に100周年を迎えるという節目を迎えています。メインは総合建設業としまして土木業、建築業です。それ以外の分野として養殖事業、畜産事業、農業、太陽光事業、グループ会社の方で介護、自動車の修理等々も行っています。何か地域で困っていることがあればすぐに駆けつけて自分たちなりにしっかり対処するというのが我々の基本的な方針です。そういったところで少しでも地域にとって役に立つ存在であればいいなと思っています。

養殖事業紹介

こちらで今養殖しているのがヒラメとトラフグの2種類です。ここにいるのがヒラメです。昭和60年頃から始めました。元々うちは建設会社として土木がメインなのですが、僕の祖父にあたる当時の社長が養殖をしてみようとチャレンジを始めて。ありがたいことに当初から養殖専門の技術者の方がいらっしゃって今もうちで部長として引っ張っていただいています。そういった方が試行錯誤されて今までなんとかやってこれています。

こちらはトラフグです。ちょうどトラフグの陸上養殖が日本で始まったぐらいの段階で、うちの今の部長がこれを機にトラフグにシフトチェンジしていこうと平成18年頃から始めたと聞いています。魚種が変わることで環境もやり方も変わってくるし、まだ日本の中でトラフグの陸上養殖技術が確立していなかった時期なので当時はかなり苦労したと聞いています。フグ自体が歯が強い魚なのでお互い噛み合ったりするので、フグの歯を一匹一匹切る「歯切り」という作業を年に4〜5回行います。そういった歯切りを丁寧にやってあげること、養殖水槽の環境自体もきれいに整えることでふぐの生存率も大きく変わってきます。品質もそうですがフグの体自体もきれいに作ろうということでこだわってやっています。

歯切りは昨日で終わりました。4日で4万本やりました。一匹ずつです。

————一匹につき歯は何本ぐらいありますか?
上に2本と下に2本あります。水平にカットしていくので2枚の尖った所だけを切ります。ハサミで上の歯と下の歯を切っていきます。

————建設会社がいきなり「養殖やるぞ」となった時どう思いましたか?
社長が色々なことにチャレンジしていくという方向性だったので会社としても色々なチャレンジをするというのがあって、特に建設会社である上で養殖だったり農業とか畜産とか外食とか介護とか色々な事業をやっていますが、やはりこの養殖事業において大きかったのはうちの部長自身も色々な事にチャレンジする人だった事です。今ヒラメとトラフグの2種類ですがこれまでに魚種としては10種類以上チャレンジしています。
こういう魚を養殖できないかと打診を受けた時にまず第一声で「やってみよう」と。うまくいけば続ける、うまくいかなければ撤退するというのでこれまでいろんな魚を試していきました。養殖はいま35年目ぐらいですけど、いまだに毎年ペースで餌を変えたりやり方を変えたり試行錯誤しています。学校や研究機関などの色々なネットワークをいかしながら積極的に情報収集をしています。
餌にこだわることで品質の向上と安定的にいいフグを供給できる生産体制ができる。これが天然との違いだと思います。今いろいろな原価が上がってきていますが、安定した量を保って価格も安定的にというのが消費者さんにとっても一番いいことなのかなと。そういったお客さんのニーズに合わせて提供できるのが養殖の大きな強みだと思います。生き物を飼っていますのでひとつひとつの命を無駄にしないように十分な注意を払って養殖しています。

それぞれの就職の経緯

安藤建設株式会社 入社2年目 菊池将成
菊池:僕はいま2年目になります。去年入社しました。

————いきなりここから?
菊池:そうですね。僕の生まれは神奈川県でそこから大学を出て安藤建設に入社しました。元々昔から魚が好きだったんですけど、たまたまテレビで陸上養殖というのを見まして、自分で育てたものを自分で食べられれば最高じゃんと思って。そこから陸上養殖に興味を持ちました。就活の時にSNSとかYouTubeを見た時に安藤建設の紹介動画があったんです。そこから安藤さんにアポを取りまして、見学来させてもらってそこで決めました。

————神奈川出身?
菊池:横浜市です。
安藤:シティボーイです。笑
僕もびっくりしました。YouTubeを見たということでリモートで話をして「一回来てみ」ということで本人も二つ返事で山口に見学しに来てくれて。それでうちで腹くくってくれたので今地元に非常に貴重な存在です。

————その時の旅費とかは?
安藤:あの、出世払いで
菊池:頑張ります。きさくになんでも教えてくれますし、失敗することももちろんありましたがその時の改善策も丁寧に教えてくれました。パートのおばちゃんがいるんですけど僕が食べ物ないって言ったらお米をくれたりとか。やっぱり食べ物に恵まれてるなと思います。

安藤建設株式会社 入社2ヶ月目 中村優里

————ヒラメ可愛いですか?
中村:可愛いです。

————魚で一番好きなのは何ですか?
中村:ハコフグがかわいいと思います。
私は生まれも育ちも長門市です。高校卒業してすぐだったので社会経験をほとんどしてこなかったので環境に慣れることからが私のスタートだと思っているので頑張りたいです。

————先輩方は優しいですか?
中村:すごく優しいです。いろいろ丁寧に教えてくれます。
菊池:もちろん丁寧に

安藤:僕はいろんな世界を見ておきたいなって思っていて、周りの友人も東京に行きたいという人が多くて一緒に大学に進学したんですけど、東京で地元のメンバーと会社を立ち上げて地元の食材とか長門ものを東京で売り込んだりしていました。そういった経験があって地元への想いはその時から強くなったかなと思います。自分でも色んなことができるようになって、色々経験したし地元で何かできるんじゃないかなっていう気持ちになってこっちに戻ってきました。
父で3代目です。最初は漠然としたプレッシャーみたいなものはありましたが、今は逆にこのメンバーだったらいけるんじゃないかなという自信の方が強くなってきたかなって思います。みんなが頑張っている分、僕ももっとやらなきゃっていうそっちのプレッシャーの方が大きいですね。

今後の展望

中村:自分はまだ入社して間もないですけど、新しいことを色々挑戦させてもらえるっていうのがすごく嬉しいことなので、これからも色々考えながら仕事して頑張っていきたいと思います。将来の夢は温泉を使って新しいブランドを作ってみたいと思っています。

安藤:温泉由来の微生物をフグの腸に働きかける「温泉×魚」ということをいま試験的にやっているんですけど。せっかく長門に俵山っていう温泉地があるのでそういったところも今回をきっかけにしてコラボレーションを広げられるんじゃないかなと。僕はその点はすごく期待しています。

菊池:僕は自分の養殖の会社をいずれは作りたいという目標があるので今はどれだけ魚をいい状態で出荷できるか、そこまで元気に育てられるか。毎日勉強しながらやっていこうと思っています。もちろん安藤さんに助けてもらいながら。

安藤:もともと最初の入社前の段階から本人が想いを持っていたので、やっぱりすごいなと思いますしそれは会社じゃなくても個人としても頑張ってほしいなと思っています。できる限りのことはしたいと思います。

菊池:失敗を恐れていては何も前に進めないのでとりあえずチャレンジしてみて、失敗したら改善策とか何がだめだったのかっていうのをもっと明確にしてどんどんチャレンジしていこうと思っています。

安藤:社長がよく言う言葉が「やってみる」という言葉。それは会社の文化でもあるし社員一人ひとりに根付いている部分かなと思います。僕らも色んなことにチャレンジしていきますし、社員とその家族が豊かになってくれることが一番の地域貢献だと思っています。一人ひとりが豊かになってもらえるように、みんなが成長していけるように。そういった視点でやっているので僕らの身近だけではなくて色んなところとの情報、人との交流も含めてやりとりの中で新たな取り組みが生まれてくると思います。

INFORMATION

安藤建設株式会社

住所
〒759-4101
山口県長門市東深川1967番地の2
TEL
0837-22-4067
FAX
0837-22-4049
URL
https://andokk.com/